キャンプでカレー。
ド定番のメニューですね。
でもそのカレーが南インドのフィッシュカレーだったら?
ひとひねりもふたひねりもあると思いませんか?
しかもご飯はインドのバスマティライス。
そんな南インドのカレーを外レシピらしくサバ缶で手軽に作ります。
バスマティライスも湯どり法といってゆでて蒸らすだけなので、キャンプでも手間なしで本格的なスパイスカレーが作れます。
ルーを使うオーソドックスなカレーもおいしくていいけれど、たまにはちょっと変わったカレーを作ってみませんか?
キャンプでマラバール風フィッシュカレー マラバールについて
インドの南西部、ケララ州のアラビア海に面した細長い地域をマラバール地方と呼びます。
マラバールはコショウの産地
マラバール地方は古代ローマとの間でコショウを取引していたという。
3、400年くらい前までは、このマラバール地方でしかコショウは栽培されていなかったとか。
古代ローマでは「コショウ1粒の値段は同じ重さの金に値する」といわれていたそう。
戦争までおこるくらいですから、昔はとても貴重なスパイスだったんですね。
マラバール・フィッシュカレーの特徴
海の近くに位置するマラバール地方は魚介のカレーが有名です。
マラバール風のカレーの特徴は、タマリンドというマメ科のフルーツとココナッツミルクをつかうことです。
タマリンドはさやの中に果肉があり、酸味が強いフルーツで、カレーには完熟した実をペースト状にしたものを使います。
強い酸味とほのかな甘みが特徴で、甘い梅干しに似ているといわれます。
東南アジアではカレーやジュースなどでよく使われている、ポピュラーなフルーツだそうです。
ただ、日本では手に入りにくいため、レモン果汁や梅干しで代用します。
私も探してみたのですが、KALDIにもなくて、買うとしたらネットで送料払って買うしかないようです。
キャンプでマラバール風フィッシュカレー レシピ
マラバール風フィッシュカレー 材料2人分
- サバ缶 1缶
- トマト 1個
- 玉ねぎ 1個
- ニンニク・生姜 一かけ
- ココナッツミルク 80g
- ホールスパイス
- マスタードシード 小さじ1/2
- クミンシード 小さじ1/2
- パウダースパイス
- コリアンダーパウダー 小さじ2
- チリパウダー 小さじ1/4
- ターメリック 小さじ1/4
- 砂糖 小さじ1
- 塩 小さじ1
- レモン汁 小さじ2
- 油 大さじ2
- バスマティライス 150g
タマリンドの甘酸っぱさを砂糖とレモンで代用します
マラバール風フィッシュカレー 作り方
家からの準備
- 玉ねぎを繊維に垂直に半スライス、ニンニク・生姜はみじん切りにする
まとめて保存容器に入れておく - パウダースパイス、砂糖を量って一緒にしておく
- 塩は余分に持って行く
- ココナッツミルクも量って保存容器に入れ、残りは冷凍しておく
玉ねぎの半スライスとは、幅が半分のスライスのことです
キャンプ当日 本番の作り方
- 鍋に油を入れて火にかけ、マスタードシードを入れ、パチパチはじけるまで弱めの火で熱する
- クミンシードを入れ、シュワシュワと泡が出てきたら玉ねぎ・ニンニク・生姜を入れて玉ねぎが色づくまで強めの火で炒める
- さいの目に切ったトマトを入れ、形が崩れるまで炒める
- 別の鍋にお湯をたっぷり沸かし、沸騰したバスマティライスを入れ、時々かき混ぜながら10分ゆでる
(バスマティライスは洗米・浸水しなくてよい)
- 10分たったらザルにあけ、お湯を切り、また鍋に戻して蓋をして10分蒸らす
- トマトが崩れたら、いったんカレーの鍋を火からおろしてパウダースパイスと砂糖、サバ缶を汁ごと入れて全体を混ぜて再び火にかける
- 鍋が煮立ったらココナッツミルクを入れ、再び煮えたら塩・レモン汁を入れて完成!
バスマティライスと一緒に盛り付け、好みでパクチーやパセリなどを添えて食べましょう!
サバ缶を使ってキャンプで本格的な南インドカレーの完成!
焚火で作ったので、火加減がちょっと難しいですが、焦がさないように火から遠ざけたり近づけたりして調節してください。
サバ缶をを使うので、とっても手軽。
煮込み時間も短いのであっという間に出来上がります。
ご飯の炊きあがりとカレーの出来上がる時間を揃えたいので、玉ねぎを炒めるあたりからお湯を沸かし始めた方がいいかもしれません。
もちろん、パックご飯でも、日本米を炊いてもOKです。
日本米を使う場合は、水を少なめにして油を一たらしして炊くといいですよ。
これから暑くなってくる季節にぴったりなスパイシーでお手軽なサバ缶のマラバール風カレー、ぜひ作ってみてください。
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