初夏は豆類が旬ですね。
絹さや、空豆、えんどう豆、そしてスナップエンドウ。
夫と私の実家ではそれぞれ野菜を作っているのですが、同時期に同じ野菜をどちらからももらうので、本当に有難いのですが、持て余してしまいます。
この度はスナップエンドウを両家から大量に頂きまして。
スナップエンドウ大好きなのでうれしいのですが、ゆでてマヨネーズつけたり、ゆでてごま油と塩で和えたり、鶏肉と炒めたり・・・というのが定番で、何か変わった使い道がないかなぁとレシピ本を眺めていたところ・・・
エリックサウスの稲田さんのレシピに”北インドのキーママタル”というのを見つけました。
キーマカレーにグリンピースを入れた北インドのカレーらしいのですが、これをアレンジしてグリンピースの代わりにスナップエンドウを入れてみることにしました。
さらにミックスナッツを刻んでトッピングし、スナップエンドウのサクサクとミックスナッツのザクザクの食感が楽しいキーマカレーを作ってみました。
さっぱりというよりコクのある味わいにしたかったので、ちょっと甘めに仕上げ、クローブを使ってみました。
エリックサウスの稲田さんについてはこちらの記事をご覧ください。
スナップエンドウのキーママタル風に使用したスパイスについて
- クミンシード
- シナモン(ホール)
- 鷹の爪
- コリアンダーパウダー
- カルダモンパウダー
- チリパウダー
- ターメリック
- クローブ
クローブについて
クローブは丁子(チョウジ)とも言って、肉の臭み消しに使われます。
よく、ホットワインや、ポトフの玉ねぎに刺して使われたりします。
甘い香りなのでお菓子に使われることも。
ただ、かなり強い香りなので、入れすぎると香りに酔ってしまうので気を付けなければいけません。
以前、台湾の市場を歩いていて、この丁子や八角の香りがそこら中に漂っていて胸やけがしてしまったことがあります。
いかにもエスニックな香りですね。
本当はホールを使った方がいいと思いますが、私はパウダーを買ってしまって、まだたくさんあるのでそれを使います。
ホールスパイスとパウダースパイス
どのスパイスもそうですが、レシピにホールと書いてあってもパウダーしか持ってなかったらそれを使えばいいし、逆もそうです。
ただホールを使う場合は油に香りを移す”テンパリング”という作業が必要になりますので、そこだけ注意してください。
油にホールスパイスを入れ、弱火でじっくり焦がさないように熱して油に香りを移します。
ホールの方が香りが長続きするので、煮込み料理にはホールを使い、炒め物にはパウダーを使うといいと覚えておくとよいですよ。
スナップエンドウのキーママタル風カレー 材料
スナップエンドウのキーママタル風カレー 材料(3人分)
- 豚ミンチ 300g
- スナップエンドウ 一掴み
- 玉ねぎ 1個
- トマト水煮缶 1/2
- ニンニク・生姜 各1かけ
- 鷹の爪 1本
- シナモン 1かけ
- クミンシード 小さじ1/2
- コリアンダーパウダー 大さじ2と1/2
- カルダモンパウダー 小さじ1
- チリパウダー 小さじ1/2
- ターメリック 小さじ1/3
- クローブ 小さじ1/3
- オリーブオイル 大さじ3
- 塩 小さじ1
- 砂糖 小さじ1
- プレーンヨーグルト 50g
- ミックスナッツ(ロースト無塩) 一掴み
ミンチは豚ミンチの他に合挽きミンチや牛ミンチでもOK。
スナップエンドウのキーママタル風カレー 作り方
作り方
- 玉ねぎ、ニンニク、生姜をみじん切りにする
(玉ねぎはミンチと混ざりやすくするため細かめなみじん切り) - 鍋に湯を沸かし、塩少々を入れてスナップエンドウを1分ほどゆで水気を切る
- フライパンにオリーブオイルをいれ、シナモン・鷹の爪を入れて火をつける(弱火)
- 20秒ほどしたらクミンシードを入れ、シュワシュワと泡が出るまで待つ
- ニンニク・生姜を加えて香りが立つまで炒める
- 強めの中火にして玉ねぎを入れ、分量外の塩を少量入れてあまり動かさずに焦げ目をつける
- トマト水煮缶を入れて水分が飛んでねっとりするまで煮る
- 一旦火を止め、パウダースパイスを入れて混ぜ、全体をなじませる
- 再び火をつけミンチを入れ中火で炒める
- 全体の色が変わったら刻んだスナップエンドウ・塩・砂糖を入れる
- ヨーグルトをダマがなくなり、なめらかになるまでよくかき混ぜる
- 火を止めヨーグルトを加えてよく混ぜ、弱火で軽く温め、味をみて塩が足りなければ少しずつ足す
- ちょうどよい塩加減になれば火を止める
完成!!
盛り付けた後、刻んだミックスナッツをトッピングして食べます。
ヨーグルトをかけたり、より濃厚な味にしたければ生クリームをかけてもいいと思います。
作り方のポイント
- 玉ねぎを細かいみじん切りにすることでミンチとよく混ざりやすくする
- トマトの水煮缶をよく煮詰めることで酸味を飛ばして甘みをひきだす
- ヨーグルトをよくかき混ぜてダマをなくして分離を防ぐ
- 塩は味見して少ししょっぱいくらいがご飯にかけたとき丁度いい
ポイントを押さえておいしいキーマカレーを作ろう
旬のスナップエンドウを入れることでサクサクの食感が楽しいカレーになりました。
ナッツをトッピングすることで更に食感とコクが増しました。
キーマカレーはカレーの中でもアレンジしやすいと思うので、味をイメージして色々なキーマカレーを作ってみましょう。
私も色々入れてみたりして失敗したこともあります。
今回のアレンジはかなりいいと思いますので、お暇があれば是非作ってみてください。
そして、気に入ったらまたアレンジして新しいキーマカレーを作ってみてください。
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