秋の紅葉が美しいモミジですが、春に花を咲かせ、初夏に実をつけます。
あまり秋以外のモミジを興味をもって見ないかもしれませんが、ちょっと見上げてみてほしい。
よーく見ないと気付かないですが、薄紅色でプロペラのような形をしています。
プロペラの真ん中に2つぷくっとしたふくらみがあるのが分りますか?
そこに種が入っています。
このプロペラ状の種のことを「翼果(よくか)」と言うそうです。
この実が乾燥して茶色くなった頃、風に乗ってクルクルとプロペラが回転して地面に落ち、翌年の春に芽を出します。
このプロペラのおかげで風に乗ってホバリングし、少しでも遠くに種を飛ばすのです。
よくできてますねぇ。
そのおかげで、我が家の庭は春になるとモミジの芽だらけになります。
けっこうな発芽率ですね。
今年もモミジの根元にはたくさんの赤ちゃんモミジが越冬し、芽をだしました。
中には成長して50㎝位まで育ったものも何本かあり、抜くのもかわいそうだし、勉強して盆栽にでもしてみようかな。
今年もたくさんの実をつけた我が家のモミジ。
また多くのプロペラが飛び立って着陸することでしょう。
秋の紅葉だけじゃなく、春の芽吹き・花・実と季節によって楽しめるモミジ。
日本庭園のイメージが強いですが、案外洋風の庭にもマッチします。
育てやすく、お庭のシンボルツリーとしておすすめですので、是非、育ててみてください。
コメント