キャンプに行ったら必ず焚火をします。
焚火の炎のゆらめきは心癒され、見ていて飽きません。
その焚火で調理をするのもキャンプの醍醐味。
焚火で調理をする時に大活躍するのが「ダッチオーブン」。
焼く・煮る・蒸す・炒めると万能調理器のダッチオーブン。
今回はそんなダッチオーブンで「カオマンガイ」を作ってみました。
鋳物製のダッチオーブンは、蓋も重く密封度も高いので、食材に適度に圧がかかり、鶏肉も柔らかくふっくら火が通ります。
お米は本格的にジャスミンライスを使いますが、レシピは外で作りやすいように省けるところは省いたお手軽レシピです。
タレも特別な調味料を使わずに、家に常備してある調味料で作りましたので、ぜひ参考にしてみてください。
ダッチオーブンでカオマンガイ 豆知識
カオマンガイって最近よく聞くけど、本当はどんな料理なのでしょう?
調べてみました。
カオマンガイとは
カオマンガイはタイのチキンライスとも呼ばれているタイ料理。
日本のケチャップライスとは違って、鶏肉をしっとり柔らかくゆでたものを、そのゆで汁で炊いたご飯の上に乗せ、甘辛いタレをかけた料理。
シンガポールチキンライスとの違い
シンガポールにもカオマンガイと似た「シンガポールチキンライス」という料理があります。
カオマンガイと作り方は基本的に同じですが、タレを3種類そえるところが違うそうです。
漢字では「海南鶏飯」と書き、中国の海南島出身の人々がシンガポールに移住と共に伝えた料理といわれている。
これが、カオマンガイなどの東南アジアのチキンライスのルーツになっているそうです。
ダッチオーブンでカオマンガイ レシピ
では、作り方を説明します。
外で作りやすいように、米と鶏肉をダッチオーブンに入れて一緒に火を通す作り方です。
鶏肉は家から下味をつけておきますが、ジャスミンライスはといだり水に浸ける必要がないので、下準備なしでOKです。
ダッチオーブンでカオマンガイ 材料2人分
- 鶏もも肉 1枚(むね肉でもOK)
☆下味用 塩麴 大さじ1(塩を使う場合 小さじ1 砂糖小さじ1・水100㏄) - ジャスミンライス 1.5カップ
- 水 1.5カップ
- ニンニク・生姜 各1かけ
- トッピング用野菜
紫玉ねぎスライス・パクチー・きゅうり・トマトなど 適量 - タレ用
★しょうゆ 大さじ2
★酢 大さじ2
★砂糖 小さじ2
★ラー油 少々
★コショウ 少々
★ニンニク・生姜 各1かけ
鶏肉に下味をつける時、塩麴を使えばさらに柔らかくなり、臭みもとれますが、なければ塩と水と砂糖でブライン液を作って漬けてもOKです。
ブライン液とは、水に対して塩と砂糖をそれぞれ5%の濃度で入れたもので、塩がタンパク質を分解して水分を入り込みやすくし、砂糖が肉の中の水分を保つため、加熱した時に肉が縮みにくく柔らかく仕上がる効果があります。
ダッチオーブンでカオマンガイ 作り方
キャンプ前日の家での準備
- 鶏肉に塩麴をまぶす 又はブライン液に漬ける
- ニンニク・生姜をそれぞれスライスする
- 鶏肉と共にジップロックに入れておく
- タレの材料をまぜて瓶や携帯用の調味料入れに入れておく
キャンプ当日の調理
- ダッチオーブンに米・水を入れ、その上に生姜・ニンニクのスライスと鶏肉を皮目を上にして広げてのせる
- 蓋をして火にかける
中火から弱火で湯気が上がってきてから10分くらい加熱する
- 火からおろして10分ほど蒸らす
- 鶏肉を取り出し、カットする
- ご飯を皿に盛り、その上にカットした鶏肉、トッピング用の野菜をのせる
- タレをかけて完成!
ダッチオーブンでカオマンガイ ポイント
ダッチオーブン1つで簡単においしくできました。
ポイントは鶏肉の前日の準備です。
塩麴やブライン液に漬けておくことで柔らかく仕上げることができます。
特に塩麴は臭みも取れておすすめです。
私は塩麴を作って常備しているので、肉や魚を漬けて保存しています。
作り方は、米麴200g・水200㏄・塩30gを混ぜて、1週間~2週間常温に置いておくだけです。
完成後は冷蔵庫で保管します。
鶏肉は包丁で切らなくてもスプーンで切れるほど柔らかかったです。
ご飯におこげができて、それもまたおいしかった。
ダッチオーブンに油を塗って手入れしているので、くっつくことなくきれいにはがれました。
ダッチオーブンで作るカオマンガイ。
簡単でとてもおいしいので、是非キャンプで作ってみてください。
コメント