私が住む鳥取県の県の鳥「オシドリ」。
繁殖期になるとカラフルな色の雄と地味な色合いの雌がつがいで一緒にいることから、仲良し夫婦を表すときに使われる鳥です。
秋になるとそのオシドリが飛来する鵜の池。
そのほとりにある「鵜の池公園キャンプ場」へ愛犬達とキャンプに行ってきました。
そんなに広くないキャンプ場で、周りに特に何もないところですが、そのぶん静かで、ゆっくりのんびり過ごせました。
そんな鵜の池公園キャンプ場をご紹介します。
鵜の池公園キャンプ場で愛犬とキャンプ 鵜の池について
鵜の池公園キャンプ場は鳥取県の西南部、島根県・岡山県に近い日野町というところにあります。
鵜の池公園 特徴
標高400mに位置し、周囲2.3㎞のそんなに大きくない池です。
鳥取県の更に南部の日南町にある大宮ダムから、山の地下10㎞を通って豊かな水がこの池に注ぎ込んでいます。
鵜の池は野鳥の宝庫
鳥取県の県鳥である「オシドリ」の飛来地であり、日野町が保護活動に力を入れています。
オシドリは9月下旬に飛来し始め、10月の中旬から下旬にピークを迎え、11月になると数が少なくなるそうです。
警戒心が強い鳥で、人が近づきすぎると飛んで行ってしまうからか、観察小屋もありました。
オシドリ以外にも色々な野鳥がいるそうで、常に鳥のさえずりが聞こえていました。
鳥が好きな人にとっては絶好のバードウォッチングポイントのようです。
他にもバス釣りが楽しめるようなので、のんびり釣りなんてのもいいかもしれませんね。
鵜の池公園キャンプ場で愛犬とキャンプ 施設概要
では、鵜の池公園キャンプ場はどんな施設なのか紹介していきます。
鵜の池公園キャンプ場 サイト
鵜の池公園キャンプ場には2種類のサイトがあります。
フリーサイトと車寄せサイトです。
場内のマップを見ると、池側に車寄せサイト、山側にフリーサイトがあります。
今回私たちは車寄せサイトを利用。
この日は私たち以外に利用者はなく、車を隣のサイトに停めて広く使わせてもらいました。
一応、ロープで仕切ってあって、その中に車とテント・タープを自由にレイアウトします。
フリーサイトは、森側の高くなった上にあり、木陰になっていて夏は日よけになっていいかもしれませんが、ちょっと草ぼうぼう気味で、犬連れだとダニとか気になるかもしれません。
前の道は一般道で、車がたまに通ります。
どこに通じているのかと思ったら、池を一周する道路でした。
通る車は、ほとんど行政などの作業用の車でした。
道路を隔てて池の方にも車寄せサイトがあります。
池の周りには柵があり、柵の中は雑草が伸び放題なので、犬連れだとやっぱりダニなどの虫が気になるかもしれません。
私たちが設営したところは、草も多少は生えていましたが、ほぼ土でした。
地面は固めで、テントやタープに初めからついているペグは曲がってしまうと思います。
広さ的には、一つのサイトに車とテントとタープだと、ギリギリの広さかな。
でも、すぐそばに駐車場もあるので、テントが大きめだったり、車が大きかったりしても対応できます。
夜は外灯はなかったので、ランタンを消すと真っ暗です。
暗くなってからトイレやシャワーに行く場合はランタンや懐中電灯を持って行ってください。
電源はありません。
どうしても電源が必要なら、ポータブル電源を持って行ってください。
スマホの電波もあまり入らないので、本を持って行ったり、見たいものはダウンロードしていった方がいいと思います。
管理棟周辺は一応Wi-Fiがつながるようです。
鵜の池公園キャンプ場 管理棟
こちらが管理棟です。
この中にシャワールームがあり、ドライヤーもありました。
トイレは、管理棟の向かって左手に入り口があります。
管理棟の中ともつながっているようですが、鍵がかかっていて外からしか入れません。
トイレは温水洗浄便座で、とてもきれいでした。
シャワールームは5分間無料です。きれいですし、ありがたい。
ゴミも管理棟の中に捨てるところがあります。
ただし、この管理棟には誰もいないので、チェックインはできません。
チェックインは「リバーサイドひの」という、このキャンプ場から10分くらいのところにある宿泊施設で行います。
ちなみに鵜の池公園キャンプ場の利用者は、リバーサイドひののお風呂に無料で入ることができます。
リバーサイドひのでチェックインをする際、サイト利用料の支払いがあれば各種クレジットやPayPayでの支払いが可能です。
薪や着火剤の購入もできます。
鵜の池公園キャンプ場では薪のみ購入できますが、管理棟内にPayPayのQRコードがあるので、そちらで支払います。
チェックアウトの際は、わざわざリバーサイドひのに寄らずにそのまま帰れるので助かります。
鵜の池公園キャンプ場 炊事棟
広い炊事棟があります。
水は地下水で飲料水として使用しても大丈夫です。
以前は飲料用に利用することはできなかったようですが、今はできるようです。
安心してご利用ください。
広くてきれいな炊事棟です。
車寄せサイトからは、階段か坂を上っていきます。
台もあるので、作業もしやすいです。
鵜の池公園キャンプ場で愛犬とキャンプした感想
鵜の池公園キャンプ場はトイレやシャワー、炊事棟など、きれいに管理されていました。
フリーサイトは草がちょっと気になりますが、車寄せサイトは草もあまりなく、愛犬達も安心して過ごせました。
チェックインが別の場所なので、ちょっと面倒ですが、そのかわりお風呂も無料で利用できるし、サイト利用料や薪の購入など、現金以外も使えます。
近くの道路の交通量も少なく、鳥のさえずりと水の音を聞きながらのんびりと過ごせます。
外灯はないけれど、そのかわりに天気が良ければ満点の星が見れます。
電源もない、電波もつながらない。
何もないけれど、そのおかげで贅沢な時間を過ごすことができるキャンプ場。
利用料金も値下げになって、車寄せサイトで3,300円です。
ゆっくり読書でもしながらのんびりした時間を過ごしたいキャンパーにはおすすめのキャンプ場です。
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