2月頃に花を咲かせた梅の木が、6月になると実がなり収穫の時期を迎えます。
我が家の梅の木は豊後種(ぶんごしゅ)という梅酒や梅シロップ向きの品種です。
たった1本の梅の木ですが、約1㎏採れました。
2024年は梅の実がものすごく凶作で、スーパーでぜーんぜん見かけない!
毎年梅干しもつけるのですが、今年は断念。
でも、庭に梅の木を植えていたおかげで梅酒は作れるのでよかった。
ちなみに梅干しに向いている品種は、南高梅・紅さし・白加賀などです。
では2024年の梅仕事を開始します!
庭の梅の実で梅酒づくり
まずは梅の実の下準備をしていきます。
この作業が属に言う梅仕事です。
梅仕事
まず、腐ったり痛んだものは取り除きます。
アルコール度数の高い焼酎に漬けるので、よほどのことがない限りカビが生えたりすることはありませんが、さすがに腐ったものは入れられません。
多少の傷は全く問題ないです。
次にヘタを取り、つまようじなどでなり口を取り除きます。
取り終わったら水で洗い、完全に乾かします。
一晩水に浸けてアクをとるレシピもありますが、梅酒には必要ありません。
完熟の物より、青梅の方が梅酒には適しています。
焼酎に漬ける
準備が終わったらいよいよ焼酎に漬けていきます。
材料
- 梅の実 1㎏
- 氷砂糖 500g
- 焼酎(35度以上)
私はあまり甘いのは好きじゃないので、氷砂糖は400g以下にしています。
焼酎は果実酒用のホワイトリカーというやつです。
では、漬けていきます。
- ビンを消毒する
梅酒用の焼酎を少量ビンに入れ、まんべんなく行き渡らせ捨てます
蓋も焼酎で洗います - 氷砂糖をビンの下に敷き詰める
- 梅の実を入れる
- 2と3を交互に繰り返し、一番最後は氷砂糖を入れる
私のは氷砂糖が少ないので、あんまり交互になってませんが、だいたいこんな感じ。
- 焼酎を静かに注ぎ、蓋をして直射日光に当たらないところで保管する
- 毎日ビンを静かにゆすってまぜる
3か月後から飲めますが、まだアルコールの角が立っているので、最低半年は置いた方がいいです。
左側が去年漬けたもので、色が琥珀色になっています。
味もまろやかになって、アルコール臭さもありません。
梅酒づくりは、とても簡単で失敗もほぼないので、是非作ってみてください。
自家製の梅酒は自分好みに作れるので、とってもおいしいです。
砂糖は氷砂糖の他に、カンロ飴や黒砂糖で作ってみてもいいですね。
上白糖やグラニュー糖ではなく、ゆっくり溶ける砂糖にすることで、梅の実のエキスをじっくり引き出して、おいしい梅酒が作れます。
焼酎の他に、ブランデーや日本酒で漬けるやり方もあるので、一度挑戦してみてはいかがでしょうか?
梅シロップの場合
梅シロップを作る場合は、
梅と氷砂糖を同量にして、砂糖→梅の順でビンに入れていき、最後は砂糖で終わります。
氷砂糖が溶けてくるので、一日一回ゆっくりゆすって全体に行き渡らせます。
こうすることで、カビたり発酵を防ぎます。
酢を入れると、発酵しにくいし、梅サワーになります。
氷砂糖が完全に溶けたらできあがり。
梅の実を取り除いて冷蔵庫に保管し、一ヶ月をめどに飲み切ってください。
梅は体にいいし、暑い夏を疲労を回復して元気に過ごせるので、ぜひ梅仕事を楽しんでおいしい自家製梅製品を作ってみてください。
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