冬が終わり、桜の季節も過ぎると、庭の植物たちが一気に元気になります。
朝晩の寒さもやわらぎ、日差しも心地よく爽やかな1年で一番いい季節。
「目には青葉 山ほととぎす 初鰹」
そんな句を詠みたくなる気持ちもわかります。
我が家のほったらかしの庭の木々も若葉が萌え、花もちらほら咲き始め、冬の寂しい庭から明るい春の庭に衣替え♪
植物が活き活きと活動を始め、老眼の50代の私の目にも良い季節♪
本当に新緑がまぶしくて気持ちいい!
しょっちゅう庭に出て時間を忘れて花や葉を眺めてしまう。
そんな春の庭からいくつか植物をご紹介します。
どれもたいした世話もせず、毎年同じ時期にせっせと花を咲かせてくれる多年草・宿根草・庭木たち。
庭を彩るおすすめの植物たちです。
”キャンディタフト” ほったらかしガーデン春の花
イベリス属アブラナ科アブラナ目
とても丈夫で育てやす多年草の花。
多数の白い花をこんもりと割と長い期間咲かせます。
耐寒性・耐暑性あり。
ほぼほったらかしでも、毎年春に必ず咲かせてくれる超優等生。
”モッコウバラ” ほったらかしガーデン春の花
バラ属バラ科バラ目
初夏に黄色、または白色の花を咲かせるトゲのないバラ。
一重咲きと八重咲の品種があり、我が家のは黄花の八重咲です。
選定するなら花後7月までに新しく伸ばしたシュートと呼ばれる枝をきります。
もっと大きくしたい場合はシュートを横に誘引すると翌年の花芽が多くつきます。
とにかく横に、横にです。
“牡丹” ほったらかしガーデン春の花
ボタン属ボタン科ユキノシタ目
牡丹は中国から日本に8世紀頃伝わったといわれ、古くから日本人に愛されてきた花です。
平安時代は高貴な人々が栽培していたそうですが、江戸時代には庶民に人気になり、たくさんの園芸品種ができたそうですよ。
「立てばシャクヤク座ればボタン、歩く姿はユリの花」
などと女性の美しさを表すように、豪華で華麗な花が、庭を華やかにしてくれます。
開花後は花柄を摘み、花と一番上の葉の間を切ります。
花を咲かせるのに栄養をたくさん使っているので、お礼肥をやります。
緩効性肥料を根本にパラパラ。
”ハナミズキ(花水木)” ほったらかしガーデン春の花
ミズキ属ミズキ科ミズキ目
アメリカ原産の花木で、庭木や街路樹によく利用されています。
乾燥に強く、成長すると2mを超えるので、芯を切って上への成長を止めるとよいです。
一青窈さんのハナミズキの歌詞にある、「薄紅色」が我が家の花色です。
ハナミズキも花後はお礼肥をやりますが、幹を中心に枝先をくるっと円をかく地面を少しほってやります。
本当は20㎝くらい掘るのがいいらしいですが、土をすこしかけるだけでもいいです。
”ブルーベリー” ほったらかしガーデン春の花
スノキ属ツツジ科ツツジ目
果実がおなじみのブルーベリーですが、初夏に白いかわいい花を咲かせます。
夏は果実を楽しめ、秋は紅葉がきれいで庭木におすすめです。
違う種類を2本以上植えると実付きがいいといわれますが、今は1本でも実がつく品種もあるようです。
実が熟すのを待ってると、鳥に食べられるし、鳥より早く収穫できても我が家の愛犬に食べられるので、私の口に入ることは残念ながらほぼありません。
あまい実をつけるには花後に肥料をやり、冬の休眠期に細い枝や、枯れた枝、衰弱した枝を剪定するといいです。
”ドウダンツツジ” ほったらかしガーデン春の花
ドウダンツツジ属ツツジ科ツツジ目
壺状の白い花を下向きに咲かせる落葉低木です。
秋になると真っ赤に紅葉してきれいです。
生垣にされているお宅もありますね。
花が咲いた後、5・6月に新しい枝が伸びるので、選定するならその時期にします。
夏に翌年の花芽をつけるので、夏以降に切ってしまうと花が咲かなくなってしまいます。
”モミジ” ほったらかしガーデン春の植物
カエデ属ムクロジ科ムクロジ目
モミジといえば紅葉がきれいなイメージですが、初夏の若葉も本当にきれいです。
黄緑から濃い緑、黄色から赤へ・・・
季節によって色を変えていくもみじを見ているだけで、心が落ち着いて穏やかな気分になります。
葉っぱの色や形も色々あり、我が家の庭にはこんなモミジも
この時期花を咲かせ、初夏に種をつけます。
モミジの種についてはこちらの記事をご覧ください。
丈夫な植物で季節を楽しむ庭をつくろう!
春から初夏の庭は、若葉が生い茂り、新緑が目にまぶしい明るい庭です。
次から次へと花が咲き、今は4月ですが、5月になればまたスモークツリーや紫陽花などが咲き始めます。
我が家の庭は、花木や多年草、宿根草がほとんどで植えっぱなしの庭ですが、それでも四季折々の植物が楽しめます。
耐寒性、耐暑性があり、日本の気候にマッチした植物を選んで植えれば季節の移り変わりが楽しめる庭が作れますので、お暇があれば是非お庭に植えてみてください。
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